一般財団法人霞山会東亜学院
各種学校(中国語科・日本語科) 学則
令和2(2020)年4月1日改正
第1章 総 則
(目的)
第1条 本校は、学校教育法に基づき、中国及び東南アジアなどの広範な中国語流通地
域を対象とした経済・貿易・文化・外交関係などに従事する実践的な人材の養成並びに
大学等に入学を希望する外国人留学生に対する日本語の教育及び大学等の教育を受ける
ために必要な教科の教育を行い、国際親善、学術交流に役立つ人材の育成を目的とする。
(名称)
第2条 本校は、一般財団法人霞山会 東亜学院という。
(位置)
第3条 本校の位置を東京都港区赤坂2-17-47(赤坂霞山ビル内)に置く。
(自己点検・評価)
第4条 本校は、その教育の一層の充実を図り、本校の目的及び社会的使命を達成するた
め、本校における教育活動の状況について自ら点検及び評価を行うものとする。
2. 前項の点検及び評価の実施に関し、必要な事項は別に定める。
第2章 学科及び修業年限、定員並びに休業日
(学科、修業年限、定員)
第5条 本校の学科、修業年限、定員及び学級数は、次の表のとおりとする。
学科名 |
昼・夜・通信の別 |
修業年限 |
総定員 |
学級数 |
備考 |
中国語科 |
昼 |
1年 |
10人 |
1 |
4月入学 |
小計 |
10人 |
1 |
|
||
日本語科進学コース |
昼 |
1年3か月 |
20人 |
1 |
1月入学 一部1クラス |
昼 |
1年6か月 |
60人 |
3 |
10月入学 一部1クラス 二部2クラス |
|
昼 |
1年9か月 |
60人 |
3 |
7月入学 一部1クラス 二部2クラス |
|
昼 |
2年 |
60人 |
3 |
4月入学 一部2クラス 二部1クラス |
|
小計 |
200人 |
10 |
|
||
計 |
210人 |
11 |
|
(学期)
第6条 本校の学期は、次の表のとおりとする。
学 科 名 |
学 期 |
始期及び終期 |
備 考 |
中国語科 |
前 期 後 期 |
4月1日から 9月30日 10月1日から 3月31日 |
|
日本語科2年コース 4月生 |
前 期 後 期 |
4月1日から 9月30日 10月1日から 3月31日 |
|
日本語科1年9か月コース 7月生 |
前 期 Ⅰ 後 期 Ⅰ 前 期 Ⅱ 後 期 Ⅱ |
7月1日から 9月30日 10月1日から 3月31日 4月1日から 9月30日 10月1日から 3月31日 |
|
日本語科1年6か月コース10月生 |
前 期 Ⅰ 後 期 Ⅰ 前 期 Ⅱ |
10月1日から 3月31日 4月1日から 9月30日 10月1日から 3月31日 |
|
日本語科1年3か月コース 1月生 |
前 期 Ⅰ 後 期 Ⅰ 前 期 Ⅱ |
1月1日から 3月31日 4月1日から 9月30日 10月1日から 3月31日 |
|
(休業日)
第7条 本校の休業日は、次のとおりとする。
(1) 土曜日及び日曜日
(2) 国民の祝日に関する法律で規定する休日
(3) 春季休業
(4) 夏季休業
(5) 冬季休業
(6) 学期末休業
(7) 春節休業
2. 教育上必要があり、かつ、やむを得ない事情があるときには、前項の規定にかかわら
ず、休業日に授業を行うことがある。
3. 非常災害その他急迫の事情があるときは、臨時に授業を行わないことがある。
第3章 教育課程、授業時数及び教職員組織
(教育課程、授業時数)
第8条 本校の教育課程及び授業時数は、別表1のとおりとする。
(授業の終始時刻)
第9条 本校の始業及び終業の時刻は、次の表のとおりとする。ただし、授業時数の1単
位時間は50分とする。
学 科 名 |
始業時刻 |
終業時刻 |
備 考 |
中国語科 |
午前 9:00 |
午後 3:00 |
|
日本語科 第一部 |
午前 9:00 |
午後 0:40 |
|
日本語科 第二部 |
午後 1:20 |
午後 5:00 |
|
(教職員組織)
第10条 本校に次の教職員を置く。
(1)校長
(2)主任教員(日本語科)
(3)教員
中国語科 3人以上(うち専任2人以上)
日本語科 10人以上(うち専任5人以上)
(4)生活指導担当者 2人以上
(5)事務職員 2人以上
2 前項のほか、必要な職員を置くことができる。
3 校長は、校務をつかさどり、所属教職員を監督する。
第4章 入学、休学、退学及び卒業
(入学資格)
第11条 本校の入学資格は、正当な手続により日本国への入国を許可され、又は許可され
る見込のある者であり、かつ、次の第1号から第8号までのいずれかに該当することとする。
(1)高等学校若しくはこれに準ずる学校を卒業した者
(2)外国において、学校教育における12年の課程を修了した者又はこれに準ずる者で文部
科学大臣の指定した者
(3)文部科学大臣が高等学校の課程に相当する課程を有するものとして指定した在外教育
施設の当該課程を修了した者
(4)文部科学省の指定した者
(5)大学入学資格検定規程(昭和26年文部省令第13号)により文部科学大臣の行う大学
入学資格検定に合格した者
(6)修業年限が3年の専修学校の高等課程を修了した者
(7)学校教育法第90条の規定により大学に入学した者であって、専修学校において、高等
学校を卒業した者に準ずる能力があると認めた者
(8)その他専修学校において、高等学校を卒業した者に準ずる学力があると認めた者
(入学時期)
第12条 本校の入学時期は次の表のとおりである。
学 科 名 |
入学時期 |
備 考 |
中国語科 |
4月1日 |
|
日本語科2年コース4月生 |
4月1日 |
|
日本語科1年9か月コース7月生 |
7月1日 |
|
日本語科1年6か月コース10月生 |
10月1日 |
|
日本語科1年3か月コース1月生 |
1月1日 |
|
(入学手続、許可)
第13条 本校の入学手続は、次のとおりとする。
(1)本校に入学しようとする者は、本校が定める入学願書、その他の書類に必要な事項を
記載し、第21条に定める入学選考料を添えて、指定期日までに出願しなければならな
い。
(2)前号の手続を完了した者に対して選考を行い、入学者を決定する。
(3)本校に入学を許可された者は、第21条に定める入学金、授業料、教材費及び必要な書
類を添えて、指定期日までに入学の手続をしなければならない。
(休学、復学)
第14条 生徒が疾病その他やむを得ない事由によって休学する場合は、その事由及び休
学期間を記載した休学届に診断書その他必要な書類を添えて申請し、校長の許可を受け
なければならない。
2.前項の者が復学しようとする場合は、校長の許可を得て復学することができる。
(退学)
第15条 退学しようとする者は、その事由を記載した書類を提出し、校長の許可を受けな
ければならない。
(修了・卒業の認定)
第16条 校長は、教育課程の定めるところにより、学年ごとに修了すべき学科目について
試験を行い、合格者に対して当該科目の修了を認定する。
2.本校所定の課程を修了した者には、卒業証書を授与する。
ただし、出席時間数が全体の8割以下の者に対しては、卒業を認めない。
(早期卒業)
第17条 通常の場合、入学から卒業までには1年間以上の在籍が必要とされているが、優
秀な学生が早期に大学、大学院等の高等教育機関への進学を決定した場合、この期間を
短縮して1年未満の在学で卒業を認める。
第5章 科目等履修生(聴講生)
(科目等履修生)
第18条 本校において開設する授業科目に対し、本校生徒以外の者から特定の科目について
履修申請があった場合には、本校の教育に支障がない限り選考の上、科目等履修生(聴講生)
として当該科目の履修を許可することができる。
第6章 賞 罰
(褒賞)
第19条 成績優秀にして他の模範となる者には、褒賞することがある。
(懲戒)
第20条 生徒がこの学則その他本校の定める諸規則を守らず、生徒としての本分にもとる
行為があったときは、懲戒処分を行うことがある。
2.懲戒は、厳重注意、訓告、停学及び退学の四種とする。
3.退学は、次の各号のいずれかに該当する生徒に対して行うものとする。
(1)性行不良で、改善の見込みがないと認められる者
(2)学力劣等で、成業の見込みがないと認められる者
(3)正当の理由がなく、出席が常でない者
(4)学校の秩序を乱し、その他生徒としての本分に反した者
第7章 入学金、授業料等
(納付金)
第21条 本校の入学金、授業料等は、次の表のとおりとする。
〔中国語科〕
入学金 |
50,000円 |
授業料(年間) |
1,200,000円 |
その他費用(教材費等) |
50,000円 |
合計 |
1,300,000円 |
〔日本語科〕
コース名 |
4月生(2年) |
7月生(1年9か月) |
入学選考料 |
20,000円 |
20,000円 |
入学金 |
50,000円 |
50,000円 |
授業料 |
1,200,000円 |
1,050,000円 |
その他費用(教材費、行事・活動費、留学生保険料、施設費等) |
200,000円 |
175,000円 |
合計 |
1,470,000 |
1,295,000円 |
コース名 |
10月生(1年6か月) |
1月生(1年3か月) |
入学選考料 |
20,000円 |
20,000円 |
入学金 |
50,000円 |
50,000円 |
授業料 |
900,000円 |
750,000円 |
その他費用(教材費、行事・活動費、留学生保険料、施設費等) |
150,000円 |
125,000円 |
合計 |
1,120,000円 |
945,000円 |
(納入及び納入の特例)
第22条 生徒がその在籍中は、出席の有無にかかわらず、授業料を所定の期日までに納入
しなければならない。
2.特別の理由のある場合には、別に定めるところにより、授業料の全部又は一部を減免
することがある。
(滞納)
第23条 正当な理由がなく、かつ、所定の手続を行わずに授業料を3箇月以上滞納し、
その後においても納入の見込みがないときは、校長は当該生徒に対して退学を命ずるこ
とがある。
(納入金の返還)
第24条 納入金の返還は、次の基準による。
(1)入学選考料
一旦納入された入学選考料は、返還しない。
(2)入学金
一旦納入された入学金は、在留資格認定証明書不交付による不入学の場合に限り全額
を返還する。
(3)授業料
①不入学の場合、全額を返還する。
②授業不成立または本校都合により授業が一度もできなかった場合、全額を返還する。
③休学、退学または早期卒業の場合、事実を証明する書類等の提示を受け、申請月翌
月からの授業月数分相当額を返還する。
④授業が休講になり補講できなかった場合、不実施月数分相当額を返還する。
(4)その他費用 (教材費、行事・活動費、留学生保険料、施設費等)
一旦納入されたその他費用は、不入学の場合に限り全額を返還する。
(寄宿舎)
第25条 寄宿舎に関する事項は、校長が別に寮規則で定める。
(健康診断)
第26条 健康診断は、毎年一回、別に定めるところにより実施する。
第8章 付帯教育
(付帯教育)
第27条 本校の付帯教育は、次の表のとおりとする。
〔中国語科〕
昼夜 別 |
学 科 名 |
修業 期間 |
総定員 |
授 業 時 間 |
昼 |
速成講座 |
6か月 |
40人 |
午前9時から 午後3時まで |
昼 |
中国語講座(早朝) |
6か月 |
200人 |
午前7時10分から 午前8時40分まで |
昼 |
中国語講座(土曜日) |
6か月 |
200人 |
午前9時30分から午後0時30分まで 午後1時30分から午後4時30分まで |
夜 |
中国語講座(夜間) |
6か月 |
200人 |
午後7時から 午後8時30分まで |
2.付帯教育の入学金、授業料等は、別に東亜学院付帯教育入学案内で定める。
第9章 職業紹介
(職業紹介)
第28条 本校は、生徒に対する無料職業紹介を行うことができる。
第10章 雑 則
(学則改廃)
第29条 この学則の改廃は常任理事会の決議によるものとする。
(施行細則)
第30条 この学則の施行に関し必要な事項は、校長が別に定める。
附 則
1.この学則は、令和1(2020)年4月1日から施行する。
別表1(第8条関係)
教育課程及び授業時数
中国語科
学年 |
科目 |
教科目 |
年間授業数 |
1週間授業数 |
1年 |
専門科目 |
中国語 講読・作文・発音 聴取・会話 |
920時間 |
28時間 |
教養科目 |
中国事情 アジア事情 |
60時間 |
2時間 |
|
その他 |
朗読会、弁論会 |
20時間 |
3ヶ月に1回 |
|
授業時間数計 |
1,000時間 |
|
本校の授業は通常50分を1時限として行う。
日本語課程(1年3ヶ月コース)
1単位時間(50分)
日本語科(昼間部) |
||||||
授業科目 |
必・選の別 |
1年次後期(3ヶ月) |
2年次 |
授業時数合計 |
||
3ヶ月授業時間数 |
週授業 時間数 |
年間授業時間数 |
週授業 時間数 |
|||
日本語会話 |
必 |
60 |
6 |
160 |
4 |
220 |
日本語文法 |
必 |
40 |
4 |
160 |
4 |
200 |
日本語読解 |
必 |
20 |
2 |
80 |
2 |
100 |
日本語聴解 |
必 |
20 |
2 |
80 |
2 |
100 |
日本語聴読解 |
必 |
|
|
80 |
2 |
80 |
日本語作文 |
必 |
20 |
2 |
80 |
2 |
100 |
日本事情 |
必 |
20 |
2 |
80 |
2 |
100 |
社会総合科目 |
必 |
20 |
2 |
80 |
2 |
100 |
必修科目授業時数 |
200 |
20 |
800 |
20 |
1000 |
日本語課程(1年6ヶ月コース)
1単位時間(50分)
日本語科(昼間部) |
||||||
授業科目 |
必・選の別 |
1年次後期(6ヶ月) |
2年次 |
授業時数合計 |
||
6ヶ月授業時間数 |
週授業 時間数 |
年間授業時間数 |
週授業 時間数 |
|||
日本語会話 |
必 |
120 |
6 |
160 |
4 |
280 |
日本語文法 |
必 |
80 |
4 |
160 |
4 |
240 |
日本語読解 |
必 |
40 |
2 |
80 |
2 |
120 |
日本語聴解 |
必 |
40 |
2 |
80 |
2 |
120 |
日本語聴読解 |
必 |
|
|
80 |
2 |
80 |
日本語作文 |
必 |
40 |
2 |
80 |
2 |
120 |
日本事情 |
必 |
40 |
2 |
80 |
2 |
120 |
社会総合科目 |
必 |
40 |
2 |
80 |
2 |
120 |
必修科目授業時数 |
400 |
20 |
800 |
20 |
1200 |
日本語課程(1年9ヶ月コース)
1単位時間(50分)
日本語科(昼間部) |
||||||
授業科目 |
必・選の別 |
1年次(9ケ月) |
2年次 |
授業時数合計 |
||
9ケ月授業時間数 |
週授業 時間数 |
年間授業時間数 |
週授業 時間数 |
|||
日本語会話 |
必 |
180 |
6 |
160 |
4 |
340 |
日本語文法 |
必 |
120 |
4 |
160 |
4 |
280 |
日本語読解 |
必 |
60 |
2 |
80 |
2 |
140 |
日本語聴解 |
必 |
60 |
2 |
80 |
2 |
140 |
日本語聴読解 |
必 |
|
|
80 |
2 |
80 |
日本語作文 |
必 |
60 |
2 |
80 |
2 |
140 |
日本事情 |
必 |
60 |
2 |
80 |
2 |
140 |
社会総合科目 |
必 |
60 |
2 |
80 |
2 |
140 |
必修科目授業時数 |
600 |
20 |
800 |
20 |
1400 |
日本語課程(2年コース)
1単位時間(50分)
日本語科(昼間部) |
||||||
授業科目 |
必・選の別 |
1年次 |
2年次 |
授業時数合計 |
||
年間授業時間数 |
週授業 時間数 |
年間授業時間数 |
週授業 時間数 |
|||
日本語会話 |
必 |
240 |
6 |
160 |
4 |
400 |
日本語文法 |
必 |
160 |
4 |
160 |
4 |
320 |
日本語読解 |
必 |
80 |
2 |
80 |
2 |
160 |
日本語聴解 |
必 |
80 |
2 |
80 |
2 |
160 |
日本語聴読解 |
必 |
|
|
80 |
2 |
80 |
日本語作文 |
必 |
80 |
2 |
80 |
2 |
160 |
日本事情 |
必 |
80 |
2 |
80 |
2 |
160 |
社会総合科目 |
必 |
80 |
2 |
80 |
2 |
160 |
必修科目授業時数 |
800 |
20 |
800 |
20 |
1600 |